ピックアップ 企業との情報交換会(3/2開催)


事例紹介 宮城トヨタ自動車㈱名取店とリバイブ名取21

 

 市民活動団体が開発したピカボード(下絵に沿って開けた穴に挿したLED に電気を通して発光させ、絵を光らせるボード)を宮城トヨタ自動車㈱名取店のショールームに設置しました。
車道からは、心和ます光が目に留まり、歩道では夜道を明るく照らし閉店後も華やかさを演出しました。
これは、宮城トヨタ自動車㈱名取店が「地域貢献活動の一環として商談コーナーの一部を市民活動団体に提供したい」という申し入れから実現した事例です。

 

事例紹介 ㈱仙台ニコンとなとセン 

 市民活動には欠かせない情報発信に必要なチラシやホームページ作成の要となる写真の上手な撮り方を、カメラのプロであるニコンさんに教えてもらえたら!と考えたなとセンの申し出を仙台ニコンの中島部長が受け止めてくれたことで実現しました。
中島部長は、企業も自分たちの事業が社会にどうしたら貢献できるかを模索していたものの、仙台ニコンは工場なので自前でセミナー等を開催することは難しい環境であるため親会社のニコンに掛け合いニコンOBが中心となって活動している「デジカメボランティア会」を紹介してもらえたことで、『撮影講習会』の開催につなげることができました。

2022年度の情報交換会の様子  

 

知り合ってないなんて“もったいない”

 遠藤先生によると、「地域を作っているのは、地域にある企業やNPO・地域団体であり、それぞれが“住みよいまち”を目指して活動しているので思いは一緒。
それなのにその企業や組織が繋がっていない状態は“とてももったいない”。
地域を元気にしていくためには共通認識を持った組織が連携し、行政がバックアップして進めていくことが“住みよいまちづくり”の理想です。」と話します。
協働によるまちづくりが推進されて久しいですが、お互いが相手をよく知らない状態で協働することは難しいです。そこで、今回の情報交換会の後半では、市民活動団体と企業それぞれの社会課題解決に対する“思い”を直接聴き・伝えられるようにとグループトークを行いました

理解し合って小さな一歩が始まる関係づくりをこれからも

 厳しい社会情勢が続いており、企業も様々な困難を強いられ、市民活動団体も思うような活動が出来ない苦しいコロナ禍を過ごしてきました。そして今後も、いつ何が起きるか分からないということを、私たちは知っています。だからこそ、何かあった時に結束できるような関係性をなとセンは、この情報交換会を継続していくことで保っていけるよう取り組んで参ります。

なとセンだより5月号 2023 vol.49より